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ビッグ・レイン。

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先月のブログではインドネシアの燃料値上げのニュースをお知らせしましたが その後大きな混乱もなく、また特に渋滞が緩和されるなどの変化もなく!? 12月に突入しました。  ただ、日本と同じく今年はインドネシアでも気候が例年と少し違いました。 いつもならインドネシアでは10月に入ると雨が降り始めますが 今年は12月に入ってやっと雨期らしい雨が降るようになりました。 幹線道路も川のように。。。 (ジョグジャカルタ) 雨が降り始めたと思ったら、ハンパない量の雨です。 先週、ジャワ島中部のバンジャールヌガラでは、およそ10ヘクタールの広さで地すべりが起き 一時約100人が行方不明となりました。 ジャワ島中部で地すべりのニュースBBC 現在、捜索犬も導入し、捜索活動が 続いていますがぬかるみに足を取られ 捜索は難航している様子です。 石材ブロックを採る丁場の状況も大雨の影響で、原材料のブロックを調達できずにいます。 チャンディ・ストーンやパリマナン・ストーンのほか、ライムストーン、キナリ、など 現場は地盤が緩んでいたり、川の水が増水したりなどで、近づかないようにと勧告が出ていて 殆どのナチュラルストーンの原材料調達に影響が出ています。 この為、今後3月までの雨期の間、ナチュラルストーンの供給に遅延が出ることが予想されますので ご発注を予定されているお客様には、十分に時間の余裕を持って 御発注いただくことをお願いします。。

今日から燃料値上げ!

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インドネシア政府は、昨日 11月17日にガソリン代などの燃料費の値上げを発表しました。 ガソリン代は 1リットル当たり 6500ルピアから8500ルピアへ 軽油は 1リットル当たり 7500ルピアになりました。 11月18日 午前零時より値上げになり 朝、通勤の際にガソリンを入れようと スタンドに立ち寄った人たちはびっくり。 インドネシアでの燃料代値上げなどの施行は、このようにいつも突然行われます。 ただ、以前にうわさされていたのは ”9500ルピアに値上げ” だったので、実際の値上げ幅は予想より低くして、市民のショックを和らげ 反発を弱めようという策のように見受けられます。 いずれにしても、今までの燃料代よりも30%近く上がることで、輸送コストが上がる為 商品の値段も上げざるを得ない状況になります。 今まで税金を燃料の補助金として使っていたものを、補助金を減らすことにより インフラを整える方向にシフトするという政府の方針に期待したいところですね。 皆様の御理解の程、よろしくお願い申し上げます。

人形の家

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今年5月から着工を始めた、個人住宅。 施主様はアクセサリデザイナーで、デザインにもかなりのこだわりを持った方です。 サンカク屋根がかわいい。 絵本からそのまま出てきたような家。 デザイン・設計にはかなりこだわりました。 せっかく建てる自分の住宅だから納得の行くものをつくりたい。 それは、ホラスのスタッフも同じ気持ちです。 出来るだけ施主様のご意向を反映したデザイン、仕上がりになるよう 何度も何度も打ち合わせを重ねて、慎重に作業を進めていきます。 はなれの棟上も無事に終わり、今度は瓦を載せていきます。 こんなにカラフル?! 瓦も、普通の屋根ではつまらない!ということで、5色に塗りわけました。 一枚一枚、丁寧に塗っていきます。  来週には、屋根が出来上がる予定です。 出来上がりの写真、こう御期待!

グリーンストーン スカブミ

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インドネシアのタイル石材で有名なのは、 ホテルやヴィラのプールで良く使われている、あのグリーンの石。 スカブミ、という西ジャワ州の山で採れる石なので、”スカブミのグリーン” a ANN LIVING & ESTATE VILLA のプールは、グリーンスカブミとチャンディ・ジョグジャ ストーンを使用しています。 という意味で、グリーン・スカブミ、スカブミ・ストーンなどと呼ばれています。 水に濡れると自然で鮮やかなブルーグリーンになります。 色見や種類は、日本の温泉などで使われいてるあのグリーンの石、十和田石によく似ています。 グリーンスカブミは、デトックス作用があるため、水の浄化層や土壌改良肥料、猫のおトイレ などに使われたりしています。 多くは工業用に粉末にして出荷していましたが、あまりにきれいな色なので 90年代から建材タイルとして加工し始め、今ではインドネシアで もっともポピュラーな石のひとつになっています。 出来上がった石は丁寧に梱包し、コンテナへ載せていきます。 今月は、アシュドットへ向けて出荷です! アシュドットの白い家にグリーンのプールはさぞかし映えることでしょうね。 出来上がりが楽しみです。

イドゥル・フィトゥリの休暇が始まりました

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  石材の梱包作業風景 インドネシアの大半の国民は、 イスラム教を信仰しています。 チャンディ・ジョグジャストーン それは、ヒンドゥー教徒が大半を 占めるバリ島でも、 ジャワ島からの多くの労働者たちは イスラム教なので断食明けの 休暇は、いっせいに田舎を目指し 帰省します。 今年も休暇前にコンクリ打設工事してから帰省します 今年は、断食明けは7月28日の 予定なので、およそ1週間前の 7月21日には帰省の準備に入ります。 今日は23日ですが、 バリ島の町はいつもと打って 変わってとても車やバイクが少なく 渋滞もなく、静かです。 ホラス・インドネシアの建築工事現場でも、労働者達は家族の待つジャワ島へと帰省しました。 現場が再び賑やかになるのは、8月10日すぎになります。 石材のご発注を予定されているお客様は、ご注文は8月5日以降の生産再開となります。 (石材の種類や加工により異なりますので詳細はお問い合わせください) 弊社事務所は、7月28(月) 29日(火)はお休みさせていただきます。 その他は通常通りの営業となります。

インドネシアからの石材輸出規制緩和

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インドネシアのナチュラルストーン輸出に関して 石材を梱包するクレート 3月のブログで新たな規制が布かれ石材の輸出が 困難になったとお伝えしました。 "石材輸出に新たな規制" 建築資材用に加工された石材は 輸出できるのですが、 新たに施行された規制に関して 一部の関係者の中では解釈が異なる地域があり、 対立が続いていました。 その後、産業省や鉱山関係者、輸出事業者などが 何度も話し合いを重ねた結果 建築資材に使われるナチュラルストーンは 加工されたものに限って ET-プロダクツの登録がされていなくても従来の輸出許可があれば 輸出出来るようになりました。 しかし、以前は輸出が可能だった石材で現在は輸出許可が下りない石材があります。 チャンディ・ジョグジャ ストーン それは、カットや表面仕上げ、 彫刻などが施されていない 石材ブロックやスレート材です。 詳細は、 ホラスインドネシア まで お問い合わせ下さい。 イエロースルット ワビサビ

完成!そして オープンハウス

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 ANN LIVING & ESTATE VILLA は、家具・デコレーションが入り、完成しました。 5月には、オープンハウスをして、プロパティ関係者の方々に来ていただき、お披露目。 未完成の時と比べて、デコレーションが入ると、ラグジュアリー感が増したと絶賛していただきました。 ありがとうございます。 玄関を入ってたたきで靴を脱いでいただくのは、さすがに外国人にはなれないもののようですが 常夏のバリ島で過ごす方たちは、素足で屋内を移動することが多いので エントランスをきれいに整頓してファーストインプレッションを良くする為にも 下駄箱は役に立ちます。 裏庭の竹林から、中庭へ吹き抜ける風がとてもさわやかで、日中でもとても涼しいと 皆さんびっくりされていました。 裏庭へつづく小さな縁側には、ウォシュレットつきのトイレと、 アンティーク・チークで作った洗面台の上に、ブルーがとてもきれいな 丹波焼の窯元、雅峰窯(がほうがま)の市野秀之氏の作品 の洗面器を置きました。 チークのブラウンと、 丹波 のブルーがとても素敵な組み合わせです。   チークのダイニング・テーブルに上品な袋帯のテーブルクロスをかけ、会津塗りのお盆と 伊万里焼のお皿を中心にデコレーション。高級感が増します。 マスターベッドルームのデコレーションは、金糸の鶴の刺繍が入った豪華な内掛けを。   とってもゴージャスなベッドルームになりました。 おかげさまで、バイヤーさんからの問い合わせも入ってきて、残すはあと1棟のみです。 投資目的でも、住居用でも、とても好立地にある ANN LIVING  ESTATE VILLA。 お問い合わせはお気軽に、PT.HORAS INDONESIA までどうぞ。

木材の重厚感。

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裏庭から2階のバスルームを見上げたところ。 ANN LIVING & ESTATE の工事現場は 木の建具の設置と壁の最終仕上げ、 インテリアのお仕事になりました。 3月19日は昼過ぎまでとてもよい天気でした。 エントランスのドアは チークを使用。 木目が素敵です。 大きなドアーなので 存在感あり。 無垢のチーク板を使ったドアはとても重いですが ドルマのピポットを使用することで 軽々と開閉できます。 マスターベッドルームの窓からは、 バリ島の山々が見渡せます。 御簾を取り付けるので 入浴中はプライバシー確保。 夕方、突然の雨。 リビング・ダイニングのドアを 閉めてみました。 旅館なイメージになりました。 門扉ももうすぐ出来上がります。 2階のベッドルームの前にも 縦桟が取り付けられ、 シャープで重厚感のある外観に。 ANN LIVING & ESTATE VILLA は 所有権付きで販売・もしくはリースしています。 詳細は HORAS INDONESIA まで。

石材輸出に新たな規制

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インドネシアは、より良い経済発展を遂げる為、原材料の輸出を徐々に制限して来ています。 石材ブロックなどもそのひとつで、大理石や御影石、その他の石でも加工されていない石材 の輸出は許可が下りなくなりました。 クロボカンストーン インドネシアの鉱物エネルギー省 と通産省は、昨年2013年11月から 石材や鉱物資源の輸出に関する新しい規制を議論してきました。 そして、2014年2月より 、新たに政令されたのですが 規制の内容や、輸出に関する 新たなプロセスが具体化しておらず、 2014年3月現在、インドネシアからの 石材の輸出は、港でストップしてしまう状況にあります。  カットされていたり表面が加工されている石材は、 ET-プロダクツといわれるカテゴリに 登録すると輸出が出来ると言います。  スレートなど、加工されていない石材や、ブロック状のものは、輸出出来ません。 輸出の認可を得る為には、鉱業大臣からの工場の営業許可が必要ですが、 弊社PT.HORAS INDONESIA は、田舎の零細企業と提携し生産している為、政府の要求している 営業許可は直接持っていません。 その結果、当面はHORAS INDONESIA の名前で輸出が出来ない状況にあります。 また、輸出代行業者も新たな政令の為、この認可を取得している業者も殆どない為 石材関係の輸出は当面できない状態にあります。 お客様には大変御迷惑をお掛けしておりますが、何卒御理解の程よろしくお願い申し上げます。 輸出許可の手続きが取れ次第、もしくは代行業者を通じて輸出が出来るようになりましたら お知らせいたします。 インドネシア語の原文は、 こちら で閲覧できます。

和のテイストのフォールディング・ドア

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今日はUNGASANはとてもよく晴れました。 絶好の仕事日和。  ANN LIVING & ESTATE VILLA の工事も インテリアの工事に入りました。   (ヴィラは所有権付きで販売しています。 詳しくは HORAS INDONESIA まで) エントランスから入ってたたきのところは 中庭が見えそうで見えない、 木の板のパーティションを施しました。 玄関入ってすぐには中庭が直接見えないような工夫を。    日中は日の光と板の影のコントラストが、グラニットの床に 浮かび上がります。 夜は、ライトアップされた中庭の光が、木の板の隙間から ゆれておしゃれなエントランスに。 3D 出来上がりイメージ。 シューズボックスに靴をすっきり収納。 ゲストの第一印象をアップ。 玄関の内と外をタタキの段差で表現します。 段を上がってからは、”中”の空間です。 和風旅館の玄関を思い起こさせますね。    中庭に入ると、プールが! 吹き抜ける風がなんとも心地よいです。 オーバーフローの部分には、小石を敷き詰めて。 リビング・ダイニングにはフォールディングドアを 取り付けてます。 格子を用いたデザインで和の雰囲気がアップ。 風が気持ち良い昼は、ドアをオープンにして 中庭の景色を眺めます。 裏庭に抜けるドアも開けたら、風通し抜群!  夜、虫が気になる時はドアーを閉めて エアコンをつけましょう。 格子のドア越しに見る、中庭の景色も 趣があります。  ANN LIVING & ESTATE VILLA の近くには、インターナショナル・スクールも建設中。 ヴィラから車で約3分です。 その他、海がきれいなパンダワ・ビーチ までも車で10分程度。 近々パンダワ・ビーチ辺りには36ホールのゴルフ場もオープンするそうです。 ヴィラの周りはまだまだ自然がいっぱいですが、とてもアクセスの良い立地にあります。 ヴィラの見学を御希望の方は、HORAS INDONESIA まで御連絡ください。

植栽で涼やかに!

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ANN LIVING & ESTATE VILLA の仕上げもあともう一息。 中庭に芝生とプルメリアを植えました。オーバーフローのプールの水が涼しさを演出。 植栽を植える前。やっぱり、緑って良いですね! 今日は植栽。 プールの中庭には、 芝生を植えて 手前にプルメリア を植えました。 裏庭の竹。竹の陰が風が吹く度に揺れます。 ウラ庭には、 竹。 竹が植わると、 吹き付け塗装の壁に 竹の陰が揺れて、 涼しげな雰囲気に。     オーバーフローのプールの周りには、黒石を入れました。 緑が入ると、一気に涼しげな中庭になりました!   グリーンストーンを貼ったプールと、 植栽の緑。そして格子の扉が 和の雰囲気を作ります。  植栽が入ると、そろそろ完成! ANN LIVING & ESTATE VILLA は 所有権付きで販売しています。 お問い合わせは、 PT.HORAS INDONESIA まで。

完成させましょう。

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ヴィラの工事は、雨期の横殴りの風雨と、コンストラクションブームでの職人の手配の難しさが重なり 仕上げの段階に入ってから 遅々として進みませんでした。 この2,3日は、とっても良い天気で 仕上げにはうってつけの気候になってきました。 もうそろそろ、完成にしましょう。    建具もあとは取り付けて最後の仕上げ塗装をするのみ。  プールのポンプや照明などの工事も完了。 そろそろ水を張ってうまく流れるかテストします。  2階のマスターベッドルームのトイレ。 景色の良いトイレです。 TOTO ウォシュレット を導入予定。 輸入のため納期が4ヶ月と、かなり時間を要します。 今月中には設置予定! ヴィラは、計2棟建設予定です。 現在1棟目は今月中に完成予定です。 所有権付きで販売しています。 お問い合わせは HORAS INDONESIA まで。  

ナチュラルストーンの山はどんな山?

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グラニット(花崗岩)、マーブル(大理石)は 大きな工場が山を切り開き自分の工場で加工して 石を輸出・販売することが多い石材業界。 大理石の山と加工工場 ホラスでは、こういった高級石材ではなく、 砂岩やライムストーンといったナチュラルストーンを 輸出しています。 石材のマテリアル(ブロック)は、山奥の村人たちが チェーンソーやつるはしなどを使って、殆どが手作業で 掘り起こしていきます。 村の中で丸のこなどの機械を持っている小さな工場へ運び込み そこでブロックを引き取ってもらいます。 ブラッククロボカンの丁場 工場はそのブロックをカットしたり磨いたりして加工し、販売しています。 ホラスは、このブロックを販売している村人と、 機械を所有している工場を結びお客様のリクエストに添って 石材ブロックをチョイスし、品質レベルや石材の産地により 工場を選ぶという、石材のコーディネートを行います。 ナチュラルストーンの石を採る山(丁場)は、殆どが小規模なもので 数ヶ月掘り進んだら場所を移動しないといけなくなります。 その為、道路の整備や機材の導入などの大規模な投資をすることが なかなか難しいのが現状です。 けれどその一方では、小規模な丁場であるからこそ、貧しい山奥の村人たちの 収入増加に貢献できますし、 村の工場で働く人たちの技術を向上してもらうきっかけにもなっています。日本のようなハイスピードで作業を行うのはなかなか難しい現状ですが少しずつ、日本の技術や作業方法など良いところを取り入れて彼らの生活向上に役立てられたらと願ってやみません。